暖かい家造り 社長ブログ

新築住宅に地盤調査は必要?青森県むつ市の工務店が教える新築に地盤調査が必要な理由

住宅を建てると、その下の地面には数10tもの荷重が常に掛かります。

地盤が軟弱であれば、建物が傾き、窓やドアが開かなくなります。

また、基礎や外壁にヒビが入ります。

特に傾きがひどい場合は人体にまで影を及ぼします。

いかに優れた建物であっても、その建物の地盤が弱ければ意味がなくなります。

地盤というものは目に見えて強度がわかりません。

適切な調査を行い、強度に見合った適切な改良工事をしなければいけないのです。

後悔する前に地盤調査が必要な理由をみてください。

青森県むつ市の工務店「気密ドクター」村舘が解説していきます。

 

目次

新築住宅は地盤調査が義務

むつ市村建ハウジング

 

 

 

 

 

 

新築住宅の場合、住宅瑕疵担保保険(義務)への加入が必要になります。

 

国が義務づけている制度となります。※平成21年10月1日から

 

これは住宅事業者が10年間瑕疵を保証する制度です。
(瑕疵保険については別の機会に)

 

瑕疵保険に加入するためには「地盤調査」が義務となっています。

 

そして瑕疵保険に入らなければ引き渡しができない事になっています。

よって、地盤調査は義務となります。

流れとしますと

配置計画に沿って、地盤調査をします。

       ↓

地盤調査が終わると、データを解析します。

       ↓

解析によって、その土地の地盤の強度が判明します。

       ↓

建築予定の住宅の基礎で地盤が対応できるか判断

強度が弱ければ、地盤改良工事をすることになります。

 

住宅を建てるときは地盤調査を必ずやらなければいけません

 

地盤調査はどうやるの?

村建ハウジング

 

 

 

 

 

 

 

 

実際、地盤調査を行ないます。

そのように言われても、地盤の下をどうやって調査するのか不思議に思いませんか。

調査方法は数種類ありますが

代表的なものをご紹介します。

 

 

 

試験方法

地盤の強度を調べるのに最も一般的な方法が「スウェーデン式サウンディング試験」

 

スクリューポイントと呼ばれるドリルのような物の頭に

100Kgの荷重を加えて回転数を測定して判断します。

貫入深さと回転数を計測し地盤の耐力を判定します。

地盤調査

 

 

 

 

 

 

 

 

通常は建物の配置計画から5点以上を調査します。

建物の4隅と中心の1点を測定します。

測定場所によって、地盤の測定結果は異なります

3点が強くても1点が悪ければ、傾く可能性もありますよね。

データを総合的に判断します。

むつ市工務店

 

 

 

 

 

 

 

最近は、自走式の機械が主流ですね。

測定結果が全てデーターで記録されます。

建物の位置に合わせて測定をします。

 

むつ市工務店

 

 

 

 

 

 

 

 

地盤調査結果

地盤調査が終わると数日で結果が出ます。

簡単なチェック項目を教えますね。

調査結果はこんな感じで出ます。

何がなんだかよく分からないですよね。

 

むつ市村建ハウジング

 

 

 

 

 

地下水位の計測

地下水位がどのくらいの深さにあるか確認できます。

地上からですとわかりませんが調査をすると判断できます。

むつ市工務店

 

 

 

 

 

 

 

水位が大事なのは、軟弱地盤だと判別できたときに対策する工事の内容が変わります。

また、地震の時に「液状化」が起きやすいか判断する材料になります。

 

N値

調査結果には換算N値の項目があります。

地盤が強いか弱いかを判断する大事な項目となります。

地耐力(目安)=N値x10(kg/㎡)

例えばn値が1.5の時は15kg/㎡となります。

村建ハウジングで依頼している地盤調査会社では

ベタ基礎の場合、地耐力が20.0kg/㎡

布基礎であれば、地耐力が30.0kg/㎡

基礎の形状に合わせた地耐力がなければ、地盤補強工事となります。

当然、数値が大きいと強いです。

チェックしましょうね

むつ市村建ハウジング

 

 

 

 

 

 

 

 

自沈層

自沈層と呼ばれる項目が出てくる時があります。

地盤調査をする中で100Kgの荷重がかかっていますが、

その重さだけで沈んでいく層が自沈層となります。

「回転数0」や「ストン」とういう表記になります。

自沈層が多いと、建物の自重で沈下する可能性があります。

むつ市村建ハウジング

 

 

 

 

 

 

 

0回転ですよね。

100kgの自重のみで下がっています。

これが自沈層となります。

表記も、スルスル、ストンという表記になります。

 

 

地盤補強工事

むつ市村建ハウジング

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地盤調査の結果、軟弱地盤と判断されたら補強工事が必要になります。

一般的な補強工事をご紹介します。

技術の進化により、様々な工法が登場しています。

ご紹介している工法以外にも、数多くありますが保証会社等の確認をしてくださいね。

 

柱状改良

柱状地盤改良工事は、土を固めて地盤の中に柱を作る工事です。

機械を使って、地盤の中に穴を掘っていきます。

穴を掘ると同時に、セメント固化材と水を混ぜたもの流し込んでいきます。

地面の下の支持層に柱を建てていき、建物の荷重を支えます。

村建ハウジング

JHSより抜粋

 

 

 

 

 

コンクリートパイル

既成のコンクリートの柱を重機を使い地面の下に押し込んでいきます。

よく見かける工法だと思います。

埋め込んだ後のパイルの頭の処理が必要となります。

むつ市内だと、比較的浅い層の時に多く利用している工法となります。

むつ市村建ハウジング

JHSより抜粋

 

表層改良改良

表層改良の名前の通り、表層のみを改良する工事となります。

表層の土にセメント系の固化材を混ぜて、土を固める工法となります。

表層のみの改良工事ですので、使えるところが限られてしまいます。

村建ハウジング

JHSより抜粋

 

 

地盤保証とは

むつ市村建ハウジング

 

 

 

 

 

地盤調査を行ない、適切な工事を行うと地盤保証がつけられます。

通常10年保証となります。

村建ハウジングは20年保証にしてます。(SDS試験のため)

 

地盤に補償がつくと何がいいのか?

 

万が一住宅が傾いた時に補償が受けられます。

 

基準があります。6/1000  以上傾いた時に適用になります。

 

よく分からない基準ですが、簡単に考えると

 

世間でいう、ビー玉を置いて転がるのが目安です。

置いた状態で転がる状態です。

 

むつ市工務店

 

 

 

 

 

保証内容は、適切な工事を行っても傾いた場合に適用になります。

最大5000万円が対象になります。

 

工事の為の仮住まい費用等を含めての金額となります。

 

地盤調査をすることで20年間地盤の安心を担保できるのです。

 

補足

むつ市村建ハウジング

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地盤調査をしなくても、ある程度予測できるんです。

 

それは生活にヒントがあります。

 

周りを見てください。

 

地名

お住まいの地域の住所がヒントになります。

気密ドクターが住んでいるむつ市で考えますね。

柳町→柳が生えていることから水位が高い

上川町→川があるので水位がある

金谷→谷が地盤の均等性を損なわせる

土手内→川の側であった

住所からある程度、昔の土地柄を思わせることができます。

地盤調査では昔の地域・地名まで遡って調べます。

 

 

 

 

 

 

 

地盤サポートマップ

村建ハウジングで依頼している地盤保証会社。

 

ジャパン保証シールド。通称JHS

 

アプリでも地盤の結果を上げています。

地盤サポートマップ

お住まいの地域の地盤の強度の参考になると思います

 

過去に調査を行った地点をマーキングしています。

 

色分けで強さを表しているので見やすいです。

 

むつ市工務店

 

 

 

 

 

近隣状況

村建ハウジング

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

建築予定地の周辺を歩いたりしてください。

よく観察することが大事です。

道路が波打っていませんか?

壁にヒビが入っていませんか?

大きいトラックが走った時に揺れませんか?

日常の些細なことが地盤の強さに直結しているのです。

これらの現象は、沈下する可能性がある、一つの判断材料です。

まとめ

「何事も基礎が大事」と言いますが

基礎を支える地盤が悪ければ何にもなりません。

建物の全てを支えてくれている地盤。
建物の安全性を考えると非常に重要です。

新築工事には地盤調査が義務となりますが、
完成後に家が傾いたとなれば大変です。

瑕疵保険に加入せず地盤調査も行わない業者もいますが
調査費用の数万円で安心して長く住めると考えると
安いものじゃないですか。

必ず地盤調査は行ないましょう。

 

 

株式会社村建ハウジング
気密ドクター
村舘 洋介

 

 

 

 

 

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