住宅作りの工程の大事な部分。通気。通気がとれないと様々な弊害が生じます。
一つは結露。空気が流れないと空気がよどみ結露が生じます。
特に、外壁の通気、小屋裏の通気雨漏りと思っていても、結露によるシミの時もあります。
湿気が多くなると、白蟻被害、腐朽菌による被害が出ます。
家はウソをつきません。正直に建物に現れてきます。
目次
お悩み
お客様より事前にご相談いただいたお悩みの内容です。
新築で建てた当時から疑問に思っていたのが通気です。外壁の中の通気がとれていないとのことです。
また、屋根からの雨漏りが酷くて何回も修理を行っています。
今では自分で直しているが高齢になった時に屋根に上がれなくなるので、今のうちに何とかしたい。
一回白蟻の被害にもあっているので、見てもらいたい。
ご提案内容
・一度屋根を全部剥がして、造りかえる
・外壁をすべて剥がして、中を確認し通気をとる
・外壁を剥がした時に白蟻被害の確認
・床下からの被害の確認
工事概要
工事前
・外観
通気の為の軒がないです。また、通気口が一つもありません
・屋根
ゴム系の屋根となっています。
正しい施工してないと、引っ張られて破けます。
工事中
屋根の軒先を解体した時です。
通気がない。ということは空気が動かないんです。
結果、結露が発生します。
しばらく雨が降っていないにもかかわらず、濡れています。
釘も錆びていて、溶けて細くなっていました。
屋根をすべて剥がしてしまいました。
新しい屋根の下地を造ります。
屋根面積を少なくするためと、雪を落とせない為0.1寸勾配の屋根になりました。
写真では見えませんが、気密シートがタルキの下に貼ってありました。
必要のないシートです。その為空気が止まってしまいました。
下地が出来上がったらルーフィングを敷きこみます。
その後、屋根板金工事です。
雪は落ちませんが、雨水は流れる勾配です。
白蟻被害発見
白蟻が出たときに駆除をお願いして駆除してもらったそうです。
駆除の後の補修が施工されていない。
土台と、柱がスカスカに食べられていました。
どちらも交換しました。
白蟻が出たときは工務店経由で依頼した方が良いです。
白蟻の場合、柱等の構造的な部分の工事も行う必要がありますので。
外壁をすべて貼り終えたらシーリング工事です
シーリング工事で雨水の侵入を防止できます。
プライマーの塗布忘れは接着の不備を招きますのでご注意を!
弊社では、その後にプロテクターをかけます。
ゴミ、ほこり等の付着を防ぐためです。
完成